| アンクルM的カメラ選び | 05.12.6 記 08.04.29 追記 |
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| 水中写真用カメラって | 備考 | |
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| 1.カメラとハウジング 水中写真を撮るにはカメラとカメラを水中に持ち込む為の防水処置 (それも30m以上の水圧に耐える)を施されたハウジングが必要なことは、 誰でも知っていること。 ここに、単なるカメラに留まらない諸問題が発生し、それだけに奥が深く 興味が尽きない。 |
実は水中専用カメラってのもある。 代表的なのがニコノス・シリーズで (フィルムカメラであるが) 今なお根強い人気を保っている。 *水中専用故に、ポートなど余分な レンズ・空気を介さない有利さもある。 最近ではS&S等からデジタルの 水中専用カメラも販売されているが、高性能で安価な デジタル一眼レフを水中ハウジングに入れて使用するのが 主流となってきている。 |
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| 2.フィルムカメラ(アナログ)かデジタルカメラか (1)はじめに この議論は不毛である。被写体や状況に応じて適不適・向き不向きがあるのも事実であろう。 また、個人の好みやその人の写真に対する拘り、その人の歩み(歴史)とも絡んでくるので 断定できないし、すべきものでもないと思われる。 しかし、デジタルカメラの性能向上と価格低下による普及拡大と安価なハウジングの提供により、 カメラを持ったダイバーが爆発的に増え、今やダイバーすべからく猫も杓子も水中カメラマンの様相、 まさにファッション化しているとも言うべきありさまである。 であるからこそ、メーカーにとってもデジタルカメラとハウジングが商売として成り立ち、 技術の向上にも商品開発にも拍車がかかっているのだとも言えよう。 (2)個人的見解 フィルムカメラの良さは認めつつ、この先もデジタル一辺倒で貫こうと思っている。 そう、少々お金がかかっても・・・である。 それは何といってもそのハンドリングの良さに尽きる。 大容量メモリが安価に入手可能となってきたことと相まって、PCを核としたネットワーク時代に 個人が比較的容易に取り扱うことが出来る素材提供機器として極めて優れているからである。 実際、それまでは写真を撮っても現像・焼付けの依頼、でき上がった写真の整理、スキャナーでの PCへの取込み、原画としてのネガの保管など思うに任せない面も多かったのが、 HPを運営開始するにあたりデジタルカメラを導入して以来、海中写真に限らず、 写真を撮る頻度が加速度的に増えたのは自分でも驚くほどである。 更に言えば、後述するように機種により被写体への得手不得手が存在する為、ハウジングを介して 自分の拘りを付加することが出来る楽しみもあって(これがデジカメ工房である。)道具好きには こたえられないオモチャである。 |
アンクルM的感覚から考える フィルムカメラの良さ、それはアナログが故。 (PCなどデジタル機器を介さずに、透過光で見る 良く撮られたフィルム画像の良さは感涙モノ。) 撮影機材がアナログであろうとデジタルで あろうと我々が最後にこの目で見る画像は アナログとして捉えているのである。 性能面で言えば「階調再現性」、特に 高輝度領域での階調再現性においては 現時点でもフィルムカメラに一日の長があり、 最近の技術開発で大幅に近づいたとは言え、 「未だし」である。 *デジタルカメラが各色256段の輝度レベルで 分解・再現されており、あるレベル以上の高輝度領域 では電気的に飽和し、その再現能力を失うのに対し、 フィルムではあくまでもランダムノイズ(粒子)の 集合で表現されているために個々の粒子に感度差が あり、デジタルでは飽和してしまう高輝度領域 でさえ、再現能力を持つ粒子も存在することから ざらつきは出てもべったり感(トーンジャンプ)が 起きないとも言える。 更に言えば高輝度部では「ざらつき」が判別し難く、 逆に低輝度部ではこのざらつきのためにデジタルに 優位性が認められる。 *トーンジャンプは高輝度領域でのR、G、B各色の 飽和特性に差が生じることで発生すると見られる。 その観点から、冨士フィルムが発売した「S5Pro」は 感度の異なる画素の組合わせでダイナミックレンジを拡大 するシステムであり、理論的にも検討に値する。 |
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| 3.どこまで続くアンクルMのデジカメ遍歴 | 参照:UncleM's DCAM World | |
| (1)初代機:オリンパス/C3030 →譲渡済 |
99.9 - 03.3 | |
| 内蔵ストロボのみでの撮影から、最終的にはD180、Z220のニ灯に。 外付けワイコン、クローズアップレンズ導入。 ハウジングには液晶ビューワ、シャッターバネなど自作改造。 |
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| (2)二代目:ニコン/クールピクスE5000+DIVハウジング→譲渡済 |
03.4 - 04.7 | 下記参照 (1)CP5000導入記 (2)二代目カメラ選び経緯 |
| 内蔵ストロボによるケラレ防止の為、自作拡散箱適用。これに加えてD180、Z220のニ灯。 ワイド対応:純正ワイコン(内蔵)ではワイド専用拡散箱+D180、Z220 |
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| (3)三代目:ニコン/D70+Nexusハウジング → 譲渡済 | 04.8 - 05.12 | 下記参照 (1)デジカメ一眼への路 (2)D70使用記 |
| 初代デジカメ一眼。ストロボ:純正SB-600(テール)+Z220 ワイド:10.5mmフィッシュアイ(アテナ工央製ドームポート) マクロ:60mmマクロ(ネクサス製ポート) |
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| (4)マクロ専用機:キャノン/キスデジタルN+DIVハウジング | 05.7 - | 下記参照 (1)キスデジタルN導入記 (2)その他 システム改善記事 |
| 小型コンパクト普及型デジカメ一眼のキスデジタルN発売に合わせ DIV から発売された内蔵ストロボ活用ハウジングをマクロ専用機 として採用。100mmマクロ(フルタイムマニュアルフォーカス)と イノンのMRSポート、拡散箱+D2000併用。 |
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| (5)四代目:キャノン/5D+ノーチラス・ハウジング (ワイド専用) |
06.1 - | |
| 基本的にはワイド専用(15mmフィッシュアイ+アテナ製ドームポート流用) ストロボ:純正430EX+D2000 |
下記参照 (1)5D導入記 |
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| *ノーチラス5Dハウジングが水没したため、 「ノーチラスNEO-5D」に買替え(基本機能は同一) |
07.4 ー | |
| (6)四代目ー2:キャノン30D/PROOF−30D (マクロ専用) |
06.11 ー | |
| DIVの操作系の作りの悪さとキスデジの露出設定の面倒さから、変更。 PROOFのハウジングへの憧れもあった。 |
(1)PROOF-30D導入記 | |
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| 4.アンクルMの「カメラ選びのポイント」(05.12時点)→(08.4追記) | 備考 | |
| 現在のカメラ(デジカメ一眼)の性能、特に一般的画質面においては どれを選択しても大きな失敗しないと思われる。 一方、水中撮影では被写体によって撮影環境が大きく異なることが多く、 すべての状況を一台のカメラでカバーすることは難しい。 これまでの経過から、ワイドとマクロでは撮影側の頭の切替えも必要、 ハード側もカメラ、レンズ共に特徴があり、最適システムが異なる。 |
海中写真の場合、連写性能など巷でプロ仕様と されている性能は不要。(イルカ撮りは別・・・?) オートフォーカス性能は重要! *ダイビングでは現地に着いて潮の状況など 海況によって見れるものも変ることもあり、 更にはポイントを変えることさえある。 船上でのレンズ交換は煩わしくリスクもある為、 最近では「ワイド用とマクロ用の2システムを 船に持ち込む」ことを基本としている。 |
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| (1)ワイド | ||
| 「階調特性」に尽きる。とりわけ、高輝度部の階調再現性を重視したい。 具体的には高輝度部の飽和現象による「白潰れ」と「トーンジャンプ」現象である。 本件に関してはおおまかに言って二つの視点がある。 (1)センサー素材に起因するもの:一般的にCCDは暗部には強いが高輝度部に弱く、 CMOS はその逆で高輝度部に強いとされている。 (2)階調再現性はセンサーの画素の面積の大きさに因るところが大きい。 上記はいずれも電気信号処理によってかなりのレベルまで改善可能とも言えるが、 現時点では、まだ上記基本要素に左右されるところが大きいと言わざるを得ない。 以上の観点から、アマチュアに手の届く範囲でのカメラに限定すると 現時点では、フルサイズCMOSセンサーを採用した キャノン「EOS-5D」が最良の選択と考えられる。 最近、注目しているのが 冨士フィルムが2007.1に発売した「S5Pro」。 (ニコンD200をベースに作られており、ニコンのレンズがそのまま使える。) |
そもそも、クールピクス5000から デジタル一眼への乗換えを決断した第一の要因が、 「高輝度領域の階調性能」確保だった。 その時点での画質評価やレビュー記事などから D70を選択したものの、明るい海中での太陽を 撮っていくうちに、露出条件など種々工夫しても どうしても解決できないことを強く感じている。 この悩みを5Dが解決してくれることを願う・・・。 5Dはかなりの善戦である。何とか使えるレベル。 しかし、フィルムカメラと比べると未だに 「その差は明らか」。 ニコンからは既にD300が発売されており、カメラ本体の 性能が格段に上がっている。冨士からの対応モデルを待ちたい。 |
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| (2)マクロ | ||
| この分野でも「画質、階調特性」の両面から5Dの優位性は存在すると考えられる。 が、アンクルM的には下記2項目を選定のポイントとして挙げておきたい。 (1)APS−Cサイズセンサーの効用 すなわち、センサー面積がフルサイズに比べて約2/3であることで、同じ焦点距離の レンズを使用した場合、焦点距離で1.5〜1.6倍、最大撮影倍率も 同様の効果が得られる。 これは、フィルムカメラで1.5倍のテレコンを付けることと等価でありメリットが大きい。 (2)ファインダーの見易さ マクロ系の撮影では小さな被写体のさらに小さな眼にピントを合わせる為に マニュアルフォーカスが多用される。 ピントの山を確認する場合にファインダーの大きさ、マスクを通して見た時の ケラレの度合いなどは撮影する上で大きなポイントである。 (眼の性能が劣化しつつある高齢者にはとりわけ重要。) この部分は廉価モデルにおいてはコスト低減の大きな要素らしく、 低価格モデルほど小さく見難くなる傾向にある。 以上の観点から、現時点ではニコンのD2Xと見ていたが、 12月発売のニコンD200がクローズアップされている。 これに近い将来発売されると思われるキャノン20Dの後継モデル を加えたあたりからの選択がベストチョイスになると予想される。 |
見易いファインダーの為なら 少々の追加投資も厭わないのだが・・・。 *ニコンF4・アクションファインダーは あまりの格差にがく然とするほど素晴らしい。 これに勝るものはないと思っていたが、 最近見たF6のファインダーもなかなかのもの。 *ファインダーの仕様にある「アイポイント」。 同一表示値でもメーカ、機種によって見え方が違う。 ニコンに比べ、キャノンの接眼レンズは 筐体の奥まったところに配置されており、 ハウジング、マスクを介して見ると蹴られやすい。 *来年初頭発売予定の イノンの等倍ピックアップファインダーには注目。 :2008.4現在、 45°、ストレート両方のビューファインダーが 発売され、多くのマニアが購入・使用している。 → ひとまず解決!! その他の視点 (1)フルタイムマニュアルフォーカス/MRS (2)TTL:E-TTL2の測距方式:○ |
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| (3)ワイドマクロ | ||
| 近くの被写体(主題)をなるべく大きく取込み、しかも背景となる景観も写し込みたいのがワイドマクロ。 | ||
| 上記条件にぴったりの唯一のレンズが存在する。 それは ニコンのデジタル一眼専用レンズ「10.5ミリ・フィッシュアイ」! 最短撮影距離:14cm、最大撮影倍率:0.2 これに1.5倍のテレコンを付ければ、銀塩換算焦点距離20ミリ、 最大撮影倍率=0.3が実現でき、 さらに2倍テレコンでは焦点距離約24ミリ、最大撮影倍率=0.45となる。 |
ワイドマクロを追求してみたい・・・ (注) キャノン・15ミリ・フィッシュアイ 最短距離:20cm、最大撮影倍率:0.14 (キスデジN装着で、最大撮影倍率:0.224) |
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| SIGMAの15ミリ・フィッシュアイレンズがこれに匹敵するレンズと判明! ここにきて、TOKINAフィッシュアイズームが画像、使い勝手共に非常に優れていることを実感!! (APS−Cシステムでのワイドには最適なレンズ): 2008.5 記 |
(注2)SIGMA・15ミリ・フィッシュアイ 最短距離:15cm、最大撮影倍率:0.26 1.5倍テレコン付きでは 最大撮影倍率:0.39 で 「ニコン10.5ミリ」をデーター上凌駕する。 (注3)TOKINA・APS-Cサイズ用フィッシュアイズームが 画質、使い勝手共になかなかの優れもの 「ワイドレンズ仕様比較」参照 |
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