CANON KissDigital N用ハウジング
ステップアップ作戦
(2)マクロ撮影用システムの課題
(1)ハウジング使い勝手改善編
DIVのキャンペーンで購入したキスデジN用ハウジング、ツアー5回・50本の使用を経て多くの問題点が浮き彫りになってきた。
マクロ専用システムとして導入した「内蔵ストロボ活用」を基本とするDIVハウジングは外部ニ灯方式では得られない特徴を持っている。
(1)コンパクトで取り回しが良い。
(2)縦位置撮影も被写体の状況、構図毎にストロボ位置を気にすることなく(自由度はないが)対応できる。
(3)穴の中、枝サンゴの中など狭いところにも拡散板効果で光を回すことが出来、準リングライト的な効果が得られる。
一方、欠点としては
(1)一灯撮影の欠点(正面光のみ)に加え、その位置や角度の自由度もないことから拡散板に頼ることになり、光量不足は否めない。
(マクロ撮影に特化する限り、ISO=400でカバーできると考えていたが砂地のハゼ等では光量不足による青被りが出てしまう。*)
*手前の砂地(画面下部)は拡散光量不足の青被り、背景の砂地ではは拡散による主光源光の急激な減衰での青被りとなる。
(感覚的にはポート前15〜20cm程度を境に急激な光量減衰が生じるようである。)
(2)光量不足は
青被りの他、色乗りが悪くメリハリの少ない(コントラストのない)画像
を生じる可能性がある。
(3)また、黒っぽい被写体ではその細部の色表現に必要な絶対光量が不足する。
(4)拡散板を取り除くことで光量不足はかなりカバーされ、「背景が抜けている場合」などは問題なく、至近距離での白トビもE-TTL2により
かなりの確率でカバーされる一方、
近くの背景に強い影を写し出すことになり著しく画像品位を損なう
こととなる。
こんな写真を撮りたかった ↑→
青被り(下)、影付き(右)
(上は拡散板なし)
(大仕掛けニ灯システムで撮るのは難しい・・)
上記欠点をカバーするには光接続で外部ストロボニ灯にすれば良いのは明らか(実現も簡単に可能)。しかし、二律背反で
(1)取り回しは悪くなる。縦位置撮影もストロボ位置変更などに余計な手間暇がかかって煩わしい。
(2)狭い場所の被写体撮影はほぼ諦めねばならない。
(ただ撮ればいいなら、専用に小型コンパクトデジカメを持ち込む手はないではないが・・・)
リングストロボを導入する手もあるが、高価過ぎ(10万以上の投資)なのとやはり大仕掛けになってしまう。別ストロボも欲しくなる筈。
解決策(案)
(1)光量確保:内蔵ストロボ光照射口から放射面まで「内側鏡面の筒」で光の損失を最小限に近づける。
(2)ストロボ光拡散:準リングライト効果を高めるべく半円筒形状の拡散板とする。(隙間狙い用)
通常用途として、拡散板回転により素通しまたは平面拡散も可能とする。(効果確認が必要)
(3)影対策、光量確保:外部ストロボを一灯追加する。
ストロボ位置は縦位置ニ灯の観点からハウジング底部を基本とし、アームで調整の自由度を持たせるものとする。
→ 次ページ以降で上記
「解決策(案)」の具体化検討